明治の名庭園「金平成園」の一般公開

国の名勝に指定されている「金平成園」(青森県黒石市)の一般公開が、4月25日(土)から始まった。春の一般公開は5月8日まで、という地元紙の記事を見て、早速26日(日)行ってみた。


理由はもう一つ、弘前城の姿をもう一度見たい。弘前城と夜桜を見られるのは一生に今しかない!ということから、黒石市「名勝成園」経由弘前市「弘前城の夜桜」の散策でした。


国指定文化財、史跡名勝天然記念物

名勝 金平成園(地元では通称澤成国という)は津軽黒石市のど真ん中にあった。



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金平成園は、津軽地方に多く見られる作庭作法「大石武学流」の代表的な庭園の一つと言われるそうです。

ここの庭園は、1902年に完成させ、80年頃に閉館後は手入れされずに荒廃していが、2006年から保存修理工事を進めて今年3月に完成したという。


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大石武学流には様々な厳しい決まりがあるそうです。

主家の沓脱石から、池の畔に打たれた巨大な「礼拝石」(らいはいせき)と飛石。その数にも決まりが、


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縁側に座って眺めていると、時を忘れたような落ち着いた雰囲気が漂います。

ボランティアの方々が熱心に説明してくれました。

庭園は主屋背後の広大な池庭から成り、特に池庭には複雑な石組み、配置とか・・・、説明を聞かないと難しい。


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黒石市内の真ん中に、このような素晴らしい庭園があるとは感嘆です。




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荒廃していた庭園の修復にはとても経費がかかり、今の所有者であるお孫さんの出費は莫大な額が・・・、その維持管理には予想を遙かに超えるものがある。

国、県、市の助成を受けているというが、主家の中など公開してほしい・・・。という来場者の要望も多いという。



是非、地域活性化の施策として、本腰を入れてほしいものです。





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