赤十字奉仕団研修会

災害から命を守るために――宮古市災害資料伝承館を訪ねて

10月27日、田子町赤十字奉仕団の一行は、研修のため岩手県宮古市にある災害資料伝承館を訪問してまいりました。

 

私たち赤十字奉仕団は、日頃から災害に備える活動をはじめ、地域の皆さんが安心して暮らせるよう、さまざまな奉仕活動に取り組んでおります。

今回の研修には、田子町赤十字奉仕団を構成する4つの分団、すなわち田子町自治会連合会分団、連合婦人会分団、老人クラブ連合会分団、そして民生委員児童委員協議会分団の皆さんが参加し、一台のバスに乗り合わせて宮古市へ向かいました。

今回の研修テーマは、**「災害から命を守る」**です。

宮古市では、津波防災都市宣言のもと、繰り返されてきた自然災害の歴史を忘れることなく、防災・減災のための施設や設備などの対策だけに安心することなく、先人たちが積み重ねてきた知恵を伝え、実践し続けることの大切さが掲げられています。

館内では、説明してくださる方々のお話を伺いながら、展示資料を一つ一つ見学しました。

そこには、長い歴史の中で幾度となく自然災害に見舞われてきた地域の姿がありました。

災害によって多くのものを失い、苦難を乗り越えてきた人々の歴史に触れ、当時の皆さんがどれほど大きな苦悩を抱えてこられたのか、改めて考えさせられました。

私たちは、普段、何事もなく穏やかに暮らしていると、災害の恐ろしさをつい忘れがちになります。

 

 

 

しかし、災害はいつ、どこで起こるかわかりません。

「自分たちの地域は大丈夫だろう」と考えるのではなく、「災害はいつか必ず起こるもの」という意識を持ち、日頃から備えておくことが大切なのだと、今回の研修を通して強く感じました。

実際に災害の歴史を学び、伝承館を訪れたことで、私自身、身の引き締まる思いがいたしました。

私は、田子町赤十字奉仕団の委員長を11年間務めてまいりましたが、今年6月にその役を退任いたしました。

現在は、町長からの依頼もあり、相談役として役員の一員に加わり、引き続き奉仕団の活動に携わっております。

昨年、田子町赤十字奉仕団は結成50周年を迎えました。

その節目に掲げた、地域で活動する赤十字ボランティアリーダーの育成など、これから取り組んでいかなければならない課題もあります。

役職は変わりましたが、地域のために尽くしたいという気持ちに変わりはありません。

今回の研修で学んだことを、参加した私たち一人一人が地域に持ち帰り、日頃の活動に生かしていくことが大切だと思います。

災害から命を守るためには、一人一人が防災意識を持つこと、そして地域の皆さんが互いに助け合える関係を築いておくことが欠かせません。

これからも、田子町赤十字奉仕団の一員として、地域の防災力を高め、次の世代を担うボランティアリーダーの育成にも力を注いでいきたいと思います。

今回の研修は、災害への備えについて、改めて自分自身を見つめ直す貴重な機会となりました。

災害の歴史を忘れず、学んだことを実践につなげていく。

その大切さを胸に、これからも地域の皆さんとともに歩んでまいりたいと思います。

 

 

 

 

合掌